Our SDGs

Our SDGs

私たちのSDGsについて
サンユレック代表取締役社長 永井孝一良

私たちは2000年に取得したISO14001を機に、電力消費量や廃棄物の削減目標などの環境対応製品の販売数量目標を掲げて、環境に配慮したものづくりを推進してきました。
また、2013年に社屋屋上に太陽光パネルを設置し、その後も増設。現在では約16万kWh(電気自動車のエネルギー換算で地球約30周相当)の電力を自家発電で賄っています。さらに2022年からは自家発電で賄いきれない電力についても、RE100に対応した再生可能エネルギー由来のCO2フリー電気を購入して使用しています。
そして、このたびSDGs委員会を中心とする社員の発案から、多岐にわたる当社のSDGsプロジェクトを体系化した本サイトが開設されました。お客様と共に引き続きSDGs達成に向けて邁進していくには、地域社会の皆様にも当社の取り組みを広く知って頂き、連携を深めていきたいという思いから立ち上げたものだと聞いています。
私は、SDGsに限らず、社会を足元から変革していくムーブメントを社員がボトムアップで推進していく企業を目指しています。それこそがサンユレくんに象徴される未来の社員が会社を選ぶ際の指標になると思うからです。カーボンニュートラルの取り組みを強化するお客様は年々増えています。2030年に入社する未来の社員サンユレくんは、学校でもSDGsをしっかりと学んできた大切な人財です。ぜひ即戦力と活躍して頂きたいと願っています。

個人の成長こそが企業と社会の未来を変えていく。

今の時代、環境に配慮した取り組みをいつまでも後回しにして、価格面で競争優位性を高めることにとらわれていたら、そのような企業は遅かれ早かれ淘汰されてしまうでしょう。
サンユレックでは、お客様にとって最大のCO2排出源でありながらコントロールがもっとも難しい「SCOPE3」(サプライチェーンや製品の使用・排気などによるその他の間接排出)の削減に貢献するべく、産官学民の仲間づくりを進めています。
SDGsの指標のうち、現在特に重点的に取り組んでいるのは「①貧困をなくそう」「③すべての人に健康と福祉を」「⑥安全な水とトイレを世界中に」「⑨産業と技術革新の基盤をつくろう」「⑫つくる責任つかう責任」「⑬気候変動に具体的な対策を」の6項目です。自分の代だけで終わらせず、この取り組みを何世代も継承していく上で、国際的なイニシアチブに歩調を合わせて具体的な目標数値に取り組んでいくことは大変有効だと考えています。
そして何よりも重要なのは、「個人の成長」です。成長する個人がたくさんいることで、企業も自然と成長します。私たちは、社員一人ひとりの主体的な学びを、資金面を含めて全力で支援しています。なぜなら、イノベーションはそうした学びの中から生まれると確信しているからです。個々の学びがシナジーや化学反応を生んで、新たなアイデアが芽生え、それが中長期的に大きなイノベーションへと繋がることを期待しています。そのためには、学びの環境を整え、イノベーションの種を蒔き続けることが重要です。

SDGs達成に向けた挑戦をバネに、新たな強みを。

化学は、私たちが環境に配慮しながらものづくりを続けていく道を明るく照らしてくれる学問です。私たちは、自然界における物質の循環を多角的に学び、「自然と調和する人間のものづくり」を探究し続けています。例えば、天然由来の原材料の積極採用や、従来に比べて少量の使用でも同等の機能を持つ材料の開発、使用時の加熱時間を短縮できるような製品といった、SDGs達成に向けた挑戦が、ビジネスにおける差別化要素につながっています。コストよりも環境への貢献度を重視して製品を選ばれるお客様にしっかりとお応えできるよう、これからも改善を重ねながら開発を続けて参りたいと思います。